オール電化の初期費用

オール電化を検討する際に必要な費用として考えなければならないのが「初期費用」と「ランニング費用」です。

一般的にオール電化はガスと電気の併用に比べ初期費用は高額になりますが、ランニング費用が安く、長い目で見るとお得になります。

では、高額になるオール電化の初期費用ですが、一体どんな費用がどのくらい必要になってくるのでしょうか？

この記事ではオール電化の初期費用についてご説明いたします。

オール電化住宅で必要な
初期費用一覧

先に費用が知りたいという方に、まずは代表的なパターンを一覧でご紹介します。

後述しますが、オール電化に必要な機器によって初期費用はかなり変わってきますので価格に幅が生じています。

※現場の状況により表に記載の価格より高くなる場合もございます。予めご了承ください。

それでは、オール電化で必要な機器について考えてみましょう。オール電化住宅にする場合に変更を検討しなければならない代表的な機器と言えば「コンロ」と「給湯器」です。

ガスコンロを使っているご家庭の場合、コンロをIHクッキングヒーターに変更する必要があります。

各メーカーで多くの機種が販売されていますが、多彩な機能で家事時間を短縮できる「ハイグレード」、料理はしやすく価格は抑えめな「ミドルグレード」、シンプルな機能で価格が安い「ベーシックグレード」いったグレードに分かれていますので、どのような機種を選択するかによって、初期費用は大幅に変わってきます。

家事の時間を短縮しながらお料理を楽しみたい方にはハイグレード機種は最適ですが、普段あまりお料理をしない方がハイグレード機種を選んでもオーバースペックになりかねません。

普段の料理スタイルによって、最適なIHクッキングヒーターを選ぶようにしましょう。

＜お役立ち情報＞
IHクッキングヒーターの選び方

IHクッキングヒーターは各メーカーから様々な機種が販売されています。自分に合った機種を選ぶにはどうすれば良いのでしょうか？

当社の場合ですと、ガスコンロからIHクッキングヒーターへ交換する工事費は約55,000円（オーブンありの場合は88,000円）です。この費用にはガスコンロ撤去、ガスコンロ処分、ガス配管仕舞い、200V専用回路増設工事、IH設置費、IH専用コンセント取付が含まれます。

電気引き込みをやり替えなければならない場合、分電盤の容量が不足している場合など、現場の状況によっては工事費がプラスになる場合があります。ご家庭の電気容量が少ない場合は5~6万円プラスになる場合もありますので、事前に必ず見積りをとるようにしましょう。

機器代は先に述べたようにや機能によって様々です。以下に代表的なものを大まかにまとめましたのでご参考ください。

※現場の状況により表に記載の価格より高くなる場合もございます。予めご了承ください。

現在ガス給湯器を使っているご家庭の場合、給湯器を電気式のエコキュートに変更する必要があります。エコキュートにも様々な種類があります。

機能としては自動給湯・追い炊き・自動たし湯ができる「フルオート」、自動給湯のみが可能な「オート」、給湯のみができる「給湯専用」の3種です。

容量としては代表的なものに、3～5人家族におすすめな「370L」、4～7人家族におすすめな「460L」、5～8人家族におすすめな「550L」があります。

どの機種を選ぶかで大きく初期費用は変わってきますので、それぞれのご家庭のお湯の使い方を考えて、最適なエコキュートをお選びください。

＜お役立ち情報＞
エコキュートの容量・サイズによる選び方

「どんな容量・サイズのエコキュートを選べばいいのか分からない・・」という方のためにライフスタイルに合わせた選び方をご紹介します。

当社の場合ですと、ガス・石油給湯器からエコキュートへ交換する工事費は約176,000円です。この費用にはガス給湯器撤去、ガス給湯器処分、エコキュート設置、電気工事、200V専用回路増設工事、給排水工事費、リモコン設置費2か所（台所・風呂）、コンクリートベース打設が含まれます。

分電盤や電気容量など現場の状況によっては工事費がプラスになる場合があります。

ご家庭の電気容量が少ない場合はIHクッキングヒーター同様5~6万円プラスになる場合もありますので、事前に必ず見積りをとるようにしましょう。

機器代は先に述べたように容量や機能によって様々です。以下に代表的なものを大まかにまとめましたのでご参考ください。