今日からできる給湯器の節約方法!電源は切る?コンセントは抜く?エコ機能やエコジョーズについても解説

「最近物価が高いし、月々の光熱費をもっと節約したい!」と、悩んでいませんか?
上記のような方に向けて今回の記事では、今日からできる給湯器の光熱費の節約方法を、分かりやすく解説していきます。
また、「使わない時は電源を切ったほうがいいの?」「いっそ、コンセントも抜いておいたほうがいいの?」といった、よくある質問にもお答えします。
そして記事の後半では、給湯器のリモコンの「エコ機能」について、そして節約効果が高い給湯器「エコジョーズ」について、解説します。
給湯器の節約方法 ~お風呂~

- 浴槽の湯量を見直す
- 設定温度を見直す
- 追い焚き回数を見直す
- シャワーの時間を見直す
以下では、給湯器の「お風呂」の光熱費の節約方法について、解説します。
【1】浴槽の湯量を見直す
浴槽の8分目あたりまでお湯を張っている人が多いですが、入浴する人の体積で水かさが増すため、5分目あたりの湯量でも十分に入浴することが可能です。
試しにお湯張りの途中で入浴してみて、全身がほどよく浸かっているところで、お湯を止めてみましょう。
思っているよりも湯量が少なく、これまで余分にお湯を張っていたことに気付くかもしれません。
【2】設定温度を見直す
お湯の設定温度は、人の好みによって違いますが、基本的には低いほうが給湯器に負担がかからず、わずかながら節約効果があります。
とはいえ、寒い日に無理して低い温度のシャワーを使う必要はありません。
例えば、「夏場にさっぱり汗を流したい」という時には、シャワーの温度を低めにするなど、その時々で工夫をしてみましょう。
【3】追い焚き回数を見直す
追い焚き機能は便利ですが、何度も追い焚きをしていると、そのぶん光熱費がかかってしまいます。
節約をするためには、「追い焚きの回数をなるべく減らす」ことが有効です。
できるだけお湯を冷まさないように、
- 浴槽にこまめに蓋をする
- 家族の入浴時間をできるだけ揃える
といった、工夫をすることをオススメします。
【4】シャワーの時間を見直す
シャワーは約17分使うと200リットル、すなわち浴槽1杯ぶんに相当します。
節約のために湯船にお湯を張らず、シャワーのみにする場合は、使う時間を意識して、必要のない時にはきっちり止めておくことが基本です。
手元でお湯を止められるシャワーヘッドや、節水型のシャワーヘッドが節約に役立ちます。
給湯器の節約方法 ~キッチン~

- 入浴時と温度設定を切り替える
- 洗い物のお湯の使い方を工夫する ※手洗いのみ
以下では、給湯器の「キッチン」の光熱費の節約方法について、解説します。
【1】入浴時と温度設定を切り替える
キッチンでお湯を使う場合、お湯の温度をお風呂ほど高くする必要はなく、「ぬるま湯」程度に温度を下げると、光熱費の節約になります。
リモコンがついている給湯器の場合、「浴室リモコンでの設定」と「台所リモコンでの設定」は別々に記録されていて、「優先ボタン」などを押せば、ワンタッチで設定を切り替えることができます。
【2】洗い物のお湯の使い方を工夫する ※手洗いのみ
お湯で洗い物をすると汚れが落ちやすいですが、節約の観点で見ると、水で洗える部分は水で洗いたいところです。
例えば洗い物をする前に、水・洗剤で浸け置きをしておくと、お湯をたくさん使わなくても汚れが落ちやすくなり、光熱費の節約になります。
「使った食器はすぐに水に浸ける」という習慣を身に付けることが、理想的です。
なお食洗器を使う場合については、上記の節約は該当しないため、お湯の設定温度だけに気を付ければOKです。
給湯器の節約方法 ~洗面所~

以下では、給湯器の「洗面所」の光熱費の節約方法について、解説します。
他の場所と同じように、まずはお湯を出しっぱなしにしないことが大切です。
そして洗面所の設定温度も、お風呂ほど高くなくていいので、お風呂より2℃~5℃ほど下げてみましょう。
キャビネット内にある「止水栓」を自分で調整することが可能なら、それを絞って出湯量を抑えることも、1つの節約方法です。
給湯器の節約方法についてよくある質問
- 給湯器の電源を切れば節約になる?
- 給湯器のコンセントを抜けば節約になる?
- 給湯器のリモコンに付いている「エコ機能」とは?
以下では、給湯器の節約方法についてよくある質問に、お答えしていきます。
【1】給湯器の電源を切れば節約になる?

給湯器を使っていない時に、リモコンの電源を切ることは、少しですが節約効果があります。
リモコンの電源が入っている状態というのは、蛇口(お湯側)を開けるといつでもお湯が出せる「待機状態」になっているということです。
リモコンの電源を切ることで、上記の待機電力をカットすることができます。
【2】給湯器のコンセントを抜けば節約になる?

給湯器のコンセントですが、絶対に抜かないでください。
特に冬の寒い時期は、コンセントを抜いてしまうと、凍結予防ヒーターや自動ポンプ運転などの「凍結予防機能」が機能しなくなってしまいます。
そうすると、給湯器内部の配管が凍結で破裂し、給湯器が故障するおそれがあります。
よって、給湯器のコンセントは、基本的に差したままにしておいてください。
なお、コンセントを抜いたことが原因で給湯器が故障した場合、保証の対象外になることがあります。
その場合、自費で給湯器の修理・交換をしなくてはいけません。
ちなみに、長期間(数ヶ月以上)給湯器を使用しない場合は、「水抜き」という作業をすると給湯器の凍結を防ぐことができます。
賃貸の空き部屋などで、よく行われる処置です。
【3】給湯器のリモコンに付いている「エコ機能」とは?

給湯器のなかには、節約に役立つ「エコ機能」が付いているものがあります。
以下では、ノーリツとパロマのエコ機能を、簡単に紹介します。
ノーリツの「エコスイッチ」
ノーリツの一部リモコンに付いている「エコスイッチ」は、押すだけでいつものお湯の快適さはそのままに、お湯の量やお風呂の保温温度を抑えて、自然にガス、水の使用量をセーブすることができます。
<詳しくはコチラ>
⇒ ノーリツ エコスイッチでエコライフ
パロマの「エコモード」
パロマの一部リモコンに付いている「エコモード」は、機器の給湯能力を下げて、給湯するお湯の量を制限する機能で、お湯の使い過ぎを防ぐことができます。
<詳しくはコチラ>
⇒ パロマ エコモードを使って節約しましょう
なお、上記のような「エコ機能を使うくらいなら、はじめから号数が小さい給湯器を選ぶほうがいいのでは?」という考えを持たれる方もいます。
しかしそれはおすすめできません。
そうすると「2箇所以上同時に出す」ような使い方をしにくくなってしまい、家族構成によっては不便になるためです。
長期的に見て光熱費を節約するなら「エコジョーズ」がオススメ

既存の給湯器が「従来型」の場合は、「エコジョーズ」タイプの給湯器に交換することをオススメします。
エコジョーズは、少ないガス量で効率よくお湯を沸かすことができる、省エネ給湯機です。
従来型の給湯器と比較して、月々の光熱費が安くなり、地球環境にも配慮することができます。
以下は当社『クサネン』で、従来型給湯機をエコジョーズに交換した事例です。
【1】滋賀県草津市 14年使用の給湯器をエコジョーズに交換

滋賀県草津市で、従来型給湯器からエコジョーズの交換工事を行いました。
「給湯器は約14年使用していて、追い焚きしても温度が上がらない」とお悩みでした。
浴室水栓からの水漏れや、シャワーヘッド交換についての相談もお受けしました。
<詳しくはコチラ>
⇒ 従来型からエコジョーズ(ガス給湯器)への交換
【2】滋賀県大津市 20年以上使用の給湯器をエコジョーズに交換

滋賀県大津市で、従来型給湯器からエコジョーズの交換工事を行いました。
20年以上使用している給湯器は、湯温が安定しないことでお困りでした。
お湯を出す確認をした時に、台所の水栓がグラグラになっていることが分かったので、依頼を受けて後日、水栓の交換も行いました。
<詳しくはコチラ>
⇒ 省エネタイプエコジョーズへの交換事例(RUF-V2000SAW-1⇒RUF-E2007SAW)
【3】滋賀県草津市 19年使用の給湯器をエコジョーズに交換

滋賀県草津市で、従来型給湯器からエコジョーズの交換工事を行いました。
約19年使用している給湯器は、お湯は通常通り出るものの、台所リモコンから操作することができなくなっていました。
その後、ガスコンロの交換工事も追加で行うことになりました。
<詳しくはコチラ>
⇒ 19年目のガス給湯器を省エネ給湯器・エコジョーズに交換
まとめ
以上、今日からできる給湯器の節約方法(お風呂・キッチン・洗面所)や、「エコ」な給湯器について解説しました。
基本的に湯量を少なく・温度を低くすれば、光熱費の節約にはなりますが、そこを突き詰めすぎると快適な生活が送りにくくなってしまいます。
そのため、「浴槽にこまめに蓋をする」など小さく無理のない工夫を積み重ねることをオススメします。
また記事中で述べたように、従来型の給湯器をエコジョーズに交換することは、長い目で見た時の節約効果が高いです。
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