ガス給湯器からエコキュートへ交換してオール電化住宅へ

滋賀県栗東市にお住いのH様より、10年ほど使われたIHクッキングヒーターの熱の伝わり方にムラがあるので交換したいとご相談の電話がありました。また台所は電気でしたが、給湯はガス給湯器をご使用しておられ、この際ガス給湯器をエコキュートに取り替えてオール電化を検討しているとのことでした。

訪問してまず設置場所の確認をさせていただいたところ、エコキュートの設置場所も十分あり、搬入経路もしっかり確保できましたので、角型の370Lの高圧タイプのエコキュートをご提案させていただきました。IHクッキングヒーターは今使っているタイプとあまり違いがないほうがいいとのことで、2口IH+ラジエント付きのIHクッキングヒーターをご提案させていただきました。

工事の様子（配管仕込み、ベース作成等　一日目）

ガス給湯器からのエコキュートへの変更のため、貯湯タンクを設置する場所には重量に耐え得るコンクリートベースの作成が必要でした。

既存の給湯器を取り外して、給水、給湯、排水の配管を仕込み、コンクリートベースを作成しました。

既存の犬走り部分を斫っていきます。

ガス管は使用しなくなりますので、プラグ止め処理を行い、防食テープを巻いて埋設しています。

給水、給湯の接続位置がベース内になりますので、配管の移設工事を行っています。

下の写真は銅管のろう付け工事をしているところです。

グレーの配管はVU管でエコキュートの排水を流す管になりますが、雨樋に接続しています。ヒートポンプからのドレン排水も分岐した箇所に接続して排水できるように工事しています。

型枠を組んだら、コンクリートを流し込んでいきます。コンクリートベースが固まるまで3日程度間を置いてから本体の設置工事を実施します。仮設期間中お湯のご使用に支障がないよう、ガス給湯器を接続してお風呂に入っていただけるようにしています。

工事の様子（エコキュート設置、IHヒーター取替工事　二日目）

コンクリートがしっかり固まり頑丈なベースができました。

型枠を外して、貯湯タンク設置位置にあわせて、タンクの脚をアンカーで固定するために、型紙で位置の確認を行います。

途中の写真をだいぶ省略しておりますが、各配管を接続、電気配線を接続し、ヒートポンプとも接続できたら、貯湯タンクを満水にするため給水バルブを全開します。貯湯タンクが満水になったら試運転を実施します。各配管の水漏れがないかしっかり確認し、凍結予防のため保温材もしっかり巻き付けていきます。

並行して、お台所ではIHヒーターの取替工事もさせていただきます。こちらは取替だけなので1時間もかからず終了です。

Before

After

新しいIHクッキングヒーターは光るリング搭載の機種になりますので、使用中は赤いリングが光り、温度が高くなればなるほど、光が強くなる仕組みになっています。

H様は以前からオール電化に興味をもっておられましたが、以前IHを設置した時はまだ給湯器を取り替えたばかりでもったいないので、ガス給湯器をずっと使っておられたとのこと。今回、IHの調子が悪くなり取替を検討されましたが、給湯器も10年以上経過していたので、今回まとめて取り替えてオール電化を実現されました。

ガス給湯器や灯油ボイラーから電気のエコキュートへのお取替えのご相談、またガスコンロからIHクッキングヒーターへのお取替えのご相談は、関西電力さま認定のはぴeスマイル店クサネンにお気軽にお問合せください。現地調査やお見積りは無料です。

（橋本）