太陽光発電の固定価格買い取り制度終了に合わせて、エコウィルからエコジョーズへ交換
- 費用
- (10年延長保証含む)38.5万円
- 工期
- 4時間
- 商品名
- リンナイ/エコジョーズ/RUFH-E2406AW2-1/リモコンセット/MBC-240V/据置台/WOP-6201A
滋賀県草津市にお住まいのK様より、エコウィルから機器の交換を検討しているとのご相談があり、クサネンで交換工事をさせていただいた施工事例をご紹介します。
エコウィルから交換機種の選定
エコウィルは、都市ガスやLPガスなどを燃料にしてガスエンジンで発電機を回して、電気を作り、エンジンの冷却水と排気から熱を回収し、給湯や暖房に利用するユニットです。
K様邸ではエラーがときどき出だしていることと、固定買い取り期間が終了するタイミングなので、エコウィルから交換する次の給湯器を検討されていました。
候補としては、「エネファーム」「エコキュート」「エコジョーズ」と様々ですが
K様の場合、エネファームに買い替えることは初期費用が高額となり費用面でメリットが少ないことから除外され、エコキュートにするか、エコジョーズにするかで検討されていました。
浴室暖房乾燥機の使用頻度が高く、床暖房も使用されているので、エコキュートを選択しオール電化にした場合、床暖房用の熱源機や電気式浴室暖房乾燥機も新たに必要になってくることなど、イニシャルコストの面でも負担が大きく、ガスのパワーと比べると使用感も変わってきます。
そこで、今と同じように機器が使えて費用も抑えられる「エコジョーズ」で決定していただきました。
既存のエコウィルの型式
既存のエコウィルは、2009年製造で大阪ガス品番 (N)136-C040/長府製作所製品番 GCT-C08ARS-AWQという型式のエコウィルでした。
温水を床暖房で2系統、ミストカワックに使われていました。熱動弁は外付けヘッダータイプでした。
エコジョーズの機種選定
上記のスペックを満たす熱源機付きガス給湯器として、リンナイ製のエコジョーズでご提案させていただきました。
K様邸は合計2系統(2部屋)で床暖房、浴室はミストカワックが使えるようにしてありましたので、熱動弁外付けヘッダータイプのフルオートタイプの熱源機 RUFH-E2406AW2-1 をご提案させていただきました。
エコウィルからエコジョーズへの交換工事の様子
まずはエコウィルを撤去していきます。
宅内の専用ブレーカーの電源を落として
貯湯タンクを撤去する際に本体を軽くするため排水を行い、各種配管を本体から取り外しておきます。
リモコン線、床暖房や浴室暖房乾燥機用の信号線など、かなりたくさんの配線がありますが
エコジョーズ設置後に、接続間違えしないように、どの線が何の線かをわかるようにしておきます。
発電ユニットを先に撤去し、排水が終わって本体が軽くなったら、貯湯タンクを撤去します
発電用に使用していたガスは不要となりますので、燃焼器用ホースを取り外して、ガス栓にはプラグ止め処理をしておきます。
エコジョーズ用に100Vコンセントの電気工事を行います。
エコウィルは発電機用に200Vを使用していましたが、エコジョーズは100Vになりますので、電気工事が必要となります。
宅内のブレーカーは200Vを切って100Vに繋いで、屋外の防雨コンセントを新たに増設しました。
【撤去前の接続状態】
【撤去後の防雨コンセントとプラグ止め】
配管の位置を確認しながら水平を取り据置台を設置します。
使用した据置台は高さ450㎜です。
現場によっては650㎜の据置台を使用することもありますが、エコウィルの各種配管接続位置と場所が変わりますので、暖房配管の延長など現場ごとに対応しています。
今回は、据置台を設置する前に給水管を据置台の中に収めるためにコンクリートを斫って、配管位置を変更しています。
据置台の上にエコジョーズを設置します。
据置台とエコジョーズ本体をネジで固定します。転倒防止金具を取り付け、外壁面に取り付けて固定します。
各種配管を接続します
給水、給湯配管はエコジョーズ本体に取り付け後、保温材をしっかり取り付けて凍結防止措置を行います。
エコジョーズはドレン排水も出ますので、ドレン配管工事もきっちり行います。
ドレン配管工事は間接配管を行い、メーカーの施工基準に沿って工事を行っております。
斫ったところはコンクリートで埋め戻して仕上げます。
ガス配管の接続後は、漏洩検査を行いガス漏れが無いかの確認も実施します。
リモコンも新しくなりました。
浴室リモコン
台所リモコン
試運転を行い、前面カバーを取り付けて工事完了です
発電ユニットがなくなり、スペースはすっきりとしました。
エコウィルから機器の交換をご検討中のお客様は、施工事例も豊富なクサネンへぜひご相談ください!
(西田)
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